フェンネル

油づけの魚の調味料や脂肪の多い肉によく使われるほか、羊や鶏肉にも。
新鮮な物は甘く、濃い香りがします。


◎分類 セリ科多年草
◎別名 ういきょう
◎原産 地中海沿岸
◎利用部分 葉・花・茎・実
◎特徴
香りが強く独特の風味があることから魚の臭い消しにつかわれ、また害虫駆除に使用されたり、魔よけにも使われたそうです。
多年草のスイートフェンネルや根元が丸く肥大する1年草のフローレンスフェンネル、葉が赤銅色になるブロンズフェンネルがあります。
草丈1.5mにもなる大型のハーブです。軽やかな糸状の葉と丸い茎が直立し、黄色い小花がセリ科独特のパラソル状に咲きます。
◎利用方法
葉は魚料理やスープ、ピクルスの香りづけや添え物に、肥大した茎はセロリのように薄切りにしサラダやスープ、ソースの香りづけに利用します。
また種はディルより香りが強く快い甘味とほろ苦さがあるので、薬味や製菓、ゼリー、スープ、アイスキャンディなどの香味に使用するとよいでしょう。
◎薬効
消化促進、歯痛やせきに。ヨーロッパではダイエットハーブとしても使われます。
◎栽培
日当たりがよく湿気のある良質の土を好みます。酸性土を嫌うので、石灰、堆肥、腐葉土をすき込みます。
4月と7〜8月が種まきの適期。根が直根性で移植を嫌うため、畑に直接種をまいた方がいいでしょう。
ただし、夏まきの場合、畑に直接蒔くと乾燥のために発芽しないこともあるので、黒ポリ鉢に種を4〜5粒蒔き、発芽したら根に土をつけたまま畑に定植します。
蒔いた種は春なら10〜14日、夏は3〜4日で発芽します。芽が出そろったところで、第一回目の間引きを行い、1カ所に3〜4本残します。
本葉が2枚の時に2本にし、本葉が4枚の時に、茎の下部がふくらんでいる方を残し1本立てにします。
種まき後30日経過したところで、株元に粒状化成肥料を軽く施し、中耕と土寄せを行います。
肥料切れすると葉や茎が黄色に変色し、生育が鈍るので施肥は忘れずに。
また、梅雨時に伸びた株が倒れないように支柱を添え、株元に敷ワラして泥はねを防ぎます。
夏場の管理で大切なのは水やりと除草、そして中耕と土寄せです。
追肥のたびに土寄せを行い、茎の下部を土でおおうようにすると良質の白い肥大した球を収穫することができます。
また1年草の方は冬になると自然に枯れますが、多年草の方は霜が降りないうちに枯れた枝葉を整理して、新芽が隠れる程度に盛り土をしておけば楽に越冬します。

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